重力ピエロ

重力ピエロ

重力ピエロ

遺伝子研究をする兄、泉水。

そして、自分がピカソの生まれ変わりだと信じる弟、春。

次々と起こる放火事件を追う二人が直面するサプライズを、技巧的なストーリー展開でつづった作品。



実は、これは伊坂幸太郎の書いた文学作品では初めて読みました。でもこの作品は伊坂文学の中でもかなり絶賛されていますね。

初めて読んだのはもう五年以上前ですが、当時は1日で一気に読んだ気がします。

稚拙なのか、はたまた読みやすいように簡潔な表現でまとめたのかは定かではないが、分厚さの割にはあっさり読み終わった気がします。


作品内容は言葉巧みなようだが、正直所々で回りくどく、前半のDNAについてのところはかなり長くて、もう少しきれいにまとまっていて欲しかったです。

また、ストーリーの流れと登場人物からも結末が読めてしまいました。


ただ、僕は伊坂氏の作品は割と好きなので、今度久しぶりに読み返したいと思います。

どうやら映画化されたようだが、映画についてはまだ観ていません。

基本的に邦画は嫌いなのでたぶん観ないとは思いますが、機会あれば観てみようかなと思います。