グッド・ウィル・ハンティング

グッド・ウィル・ハンティング?旅立ち? [DVD]

グッド・ウィル・ハンティング?旅立ち? [DVD]

マットデイモン&ベン・アフレックの共同脚本による映画。 

天才的な頭脳を持ちながらも、過去のトラウマを抜け出せずに心を開くことを恐れる主人公ウィル・ハンティング。 

工事現場や、掃除の仕事でどうにか生活をやりくりしつつ、毎晩のように仲間と酒を飲んだりケンカをしたりしながら、あてのない人生を歩んでいた。 

しかし、たまたまバーで知り合い恋に落ちたスカイラー、そして、精神分析医であるショーン・マクガイアとの出会いをきっかけに、少しづつ、重く閉ざした心を開いてゆく。 


「君は悪くない」 

「愛してない」 

「愛してる」 


これらは作品中に出てくる言葉なのですが、僕はこれらはこの作品の世界観を表現する上でのキーワードだと個人的に思っています。 

スカイラーは「愛してる」と何度もウィルに伝えるが、ウィルは「愛してない」と突き放す。 

心の闇をぬぐい去れないウィルに対して、ショーンはウィルの過去を否定しなかった。 

「君は悪くない」 

ウィルは、そのときに初めて心を開き、美しい涙を流した。 


何かと、印象深い言葉が多かった気がします。短いけれど、その先の未来を歩む上で大切になるであろう言葉。 

なかなか、言葉で自分の思いを全て伝えるのは難しい。これは人生に当てはめてみても納得できます。人間の心の中を読むなんて、できませんからね。 


旅立ちの勇気を描いたヒューマンドラマ。こういった映画が好きな人は、一見してみては?