2013-05-26 ダンサー・イン・ザ・ダーク ダンサー・イン・ザ・ダーク [DVD]出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ発売日: 2001/06/21メディア: DVD購入: 2人 クリック: 236回この商品を含むブログ (190件) を見る ― セルマは踊る 暗闇の中で ― ― セルマは歌う 心の底から ― ― セルマは祈る 息子ジーンのために… ― カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品。 この映画は、映画史上かつてないほど、悲しい映画です。 この映画を作った監督本人が「この映画を観たことがない人には、最後の結末は言わないでほしい。」という意向を示しているのもうなずける。 観る人によって、本当に賛否両論の意見が飛び交う、そんな映画。もろ刃の剣のような映画です。 おそらく、感動を通り越した悲しみに、涙を誘われる人も多いと思います。 僕が初めて観たのは、確か高校2年生の頃だったかな?? キャッチコピーを読んで僕の大好きなBjorkの歌が採用されており、「この映画は感動ものかな??」と思って何気なく手にしました。実際のところ、この映画は感動よりも悲しさに満ち溢れていました。 視力がだんだん失われていく病気のセルマ。 同じ病に冒された一人息子の治療費のために懸命に働くが、大事に貯めたお金をある日騙され、奪われてしまう。 何もかもを犠牲にし、息子の視力を回復させようと必死に生きるセルマの姿からは、さまざまなことを考えさせられるでしょう。 以下、セルマの言葉 もう何もかも見たわ 暗闇も見た 閃光が放つ一瞬の煌きも 自分が選んだものも 必要だったものも それで充分 もっとと願うのは欲張りだわ 過去の自分も見たしこれからの自分も分かってる 何もかも見たのよ 見るべきものはもう残ってない