レナードの朝

舞台は、慢性神経病患者専門のベインブリッジ病院。 

新しく赴任してきたセイヤー医師は、回復の兆しのない嗜眠性脳炎の患者たちと誰よりも真剣に向き合い、葛藤し、彼らを理解しようと努力する。 

ある日、セイヤー医師は患者の行動の記録からパーキンソン病向けの新薬L-ドーパを投与するという新たな試みを行い、患者の一人であるレナードを一時的に昏睡状態から覚醒させるという奇跡を起こす。 

それまでの昏睡状態が嘘であったかのように、レナードは普通に食事をし、病院の人たちや看護士の人たちとコミュニケーションをとり、やがてある女性に恋をする。 

しかし、薬の副作用は徐々に彼の体に舞い戻った時間を元に戻し、筋肉の痙攣や緊張を復活させてゆく。 

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古い映画ですね。本当に大好きな映画です。この映画のラスト10分間は涙が止まりません。 

この映画は、実話をもとにして作られています。よって、ストーリー自体はレナードに主眼が置かれていますが、映画中では原作に基づいて患者20名も昏睡から目覚めています。 


仕事 楽しみ 友情 家族 

そして、純真な気持ち 


この映画の中で語られる言葉がとても心に響きます。 

心のどこかで忘れられている大切なものをレナードは皆に伝えたのです。 


レナードの渾身の気持ちを、渾身の力で受け入れるセイヤー医師の人間性。 

セイヤー医師の活躍に心打たれ、周りの人が次々と協力しようとする姿。 

眠りから覚め、多くの人と触れ合う中で「愛」を見つけるレナード。 

レナードと愛する人との、ダンスシーン。 

エレノアに純真な気持ちを伝えるセイヤー医師。 


さまざまな場面で、泣かされました。文句なしの、星5つです。