SAW2

ソウ2――SAW2 (角川ホラー文庫)

ソウ2――SAW2 (角川ホラー文庫)

出口の無い館に閉じ込められた8人の男女。 

前作に引き続き、ジグソウは新たにゲームをしかける。 


閉じ込められた8人は、遅効性の毒ガスがゲーム開始と共に館内をめぐっていくという極限的な状況の中で、2時間以内にゲームを勝ち抜き、解毒剤入り注射器を手に入れようと画策する。 


ジグソウをとらえたエリック刑事。これで、事件解決へ向けて一歩前進したかに思えたが、彼がモニターに目をやると、そこには衝撃の事実が待っていた。 

閉じ込められた8人の中には、エリック刑事の息子も含まれていたのである。 


息子を含む犠牲者達が閉じ込められた館に「神経ガス」が充満してゆく。与えられた2時間の中で解毒剤を探し出さなければ、閉じ込められた8人が死ぬという状況に、エリック刑事は気づく。 


だが、ジグゾウは館の場所を決して明かそうとはしない。 

そして、ジグゾウはエリック刑事に対しても、新たなるゲームを提示する。 

「2時間の間、最後まで席を立たずにジグソウと話す。」 


追い詰められた状況の中で、エリック刑事がとった行動とは…? 



シリーズの2作目です。結構前に観たけど、まだ内容はしっかり覚えてます。 

巷では前作の「SAW」のイメージが強くて評価はそれほど高くないけれど、僕は前作に比べて大きな劣化はないと思いました。 

ただ、前作はまさにサスペンススリラーという感じが強かったけれど、今作ではよりスプラッタースリラーに近づいている気がします。 


グロ度が上がっている…。 


それでも、今作はまだ観やすいほうです。(3は、やばすぎるけど…。)前作同様、最後にはどんでん返しが待っており、なんだかんだで最後まで観てしまうんですよね。 

2時間というこのゲームの時間と、この映画の放映時間がだいたい一致していてテンポがよく、わりかしすんなり観終わったような気がします。 


今作は登場人物が多いので、個々の人物描写に多少甘い面があるのは否めないが、映画としてはなかなか完成されているのではないでしょうか。