パッション

パッション [DVD]

パッション [DVD]

イエス・キリストが裁判にかけられてから、受難と処刑を受けるまでのシーンを描いたメル・ギブソン監督(敬虔なカトリック教徒)の映画。前々からずっと気になっていた映画ですが、ようやく観ることができました。 映画の大半がイエスに対する拷問シーンで、僕も観ていて大変痛々しく何度も目を背けそうになりました。あまりの凄まじい拷問シーンに、世界ではショック死する人もいたそうです。ただそれだけにジム・カヴィーゼルの演ずるイエス・キリストの演技は、秀逸の一言でもありました。 イエスは律法の掟を重視・遵守することを優先していたファリサイ派をとがめ、相手の立場を考えることや、暖かい配慮というものの大切さを説いていたとそうです。 これは、サドカイ派(サドカイ派は神殿貴族が中心で、霊魂の不滅や死者の復活、天使の存在を否定しており、それもまたファリサイ派との論争の種になっていた)に対する大きな脅威であったため、イエスは政治犯として最終的にローマ帝国ティベリウス帝治下のピラトに罰せられました(福音書に基づく)。 死の間際にキリストが言った、 父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。」 という言葉を通じ、キリストの考える人類に対する「愛」の重みを感じました。

レオン

レオン 完全版 [DVD]

レオン 完全版 [DVD]

イタリア系の天才殺し屋レオンと、両親の命を奪われたマチルダ。 

ニューヨークという大都会の片隅で出会った孤独なふたりは、お互いに心を開いてゆく。 

度重なる葛藤と、命の危険にさらされながらも、時にはコミカルに、時にはスリリングに切り抜けてゆく。 

『これからは君と共に、地に根を生やし、生きていきたい。』 

レオンの言葉が心に残ります。 

エンディングのシーンはバッドエンドを思わせるものではなく、レオンの言葉の実現と、マチルダの新たなる旅立ちを告げるような非常にドラマチックな展開で、涙が止まりませんでした。 

心が洗われるようでした。 

この映画は途中まではマチルダからレオンへの愛に視点が置かれているが、最終的にレオンは違った形でマチルダに愛を伝えている。それはマチルダの未来への希望を含む愛です。 

ストーリーに引っかかりがなく、放送時間も2時間くらいでとてもよくまとまっていて、あまり映画を普段観ない人でも楽しめるのではないでしょうか。 

自分が今までに観た「感動した映画」ではトップクラスに入ります。

ライフ・イズ・ビューティフル

ライフ・イズ・ビューティフル [DVD]

ライフ・イズ・ビューティフル [DVD]

舞台は1939年イタリアのトスカーナ地方。 

前半は、グイドが一目惚れした「お嬢様」ドーラを口説き落とし、結婚に至るというコミカルな物語。 

だがしかし、後半にはまるで別の展開が待っている。 

一転する幸せな生活。 


ユダヤ系という理由で人種差別を受け、ナチスの強制収容所に連行されるグイドと息子ジョズエ。 

グイドとジョズエを追い、共に列車に乗る妻ドーラ。 

グイドはいつ、どんなときでも笑顔を絶やさなかった。たとえ過酷な労働に従事させられても、常に希望を忘れず、明るく振る舞いつづけた。 


ドーラとジョズエを救うためにすべてをかけた。 

ジョズエがゲームで一等賞になれるように、嘘をつき、そして命をかけた。 

これは、一つの嘘が家族の運命を変える感動の物語である。 

――――― 

グイドがジョズエにつき続けた嘘は、家族の未来につながる嘘。 

この映画を観ると、「世の中にはこれほどまでに綺麗な嘘があるのか…」と思わされる。 

本当の勝者は、戦争に勝った国ではない。 

本当の勝者は、力のある者ではない。 

本当の勝者は、“父からの僕への贈り物”を受け止めた家族だったんですね。

海の上ピアニスト

海の上のピアニスト

海の上のピアニスト

この映画を多くの人に知ってもらいたいので、2度目のレビューを書きます。 

船の中で一生を過ごし、一度も陸に降りなかった、戸籍もなく出生届けも出されていない、天才ピアニスト・ナインティーンハンドレッドの物語。 

監督はあの「ニュー・シネマ・パラダイス」で有名なジュゼッペ・トルナトーレ監督。 

この映画で使われている楽曲は自分もサントラを借りたほどで、とても素晴らしいです。 

映画の内容のすばらしさは、もう言葉に出来ないくらいです。それくらい奥が深い。 

主人公の人生はピアノ。ピアノは主人公の人生。名もなき天才ピアニストが奏でるそのメロディは聴く人を圧倒させます。 

エンディングのシーンは、ただひたすら号泣しました。 
自分が好きな映画の中でもこれは永久欠番。 

必見です!!

 

戦場のピアニスト

戦場のピアニスト [DVD]

戦場のピアニスト [DVD]

場面は第2次世界大戦下のポーランド。映画の世界観と、ショパンのピアノの旋律が非常にマッチしています。 

ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害の惨劇の中を懸命に生き抜くピアニストの物語で、この映画は実話をもとに構成されている。 

監督のロマン・ポランスキー自身が、同時代に同じポーランドで迫害を受けていた本人であり、迫害のシーンが非常に生々しく描かれている。 

この映画で描かれているようなことが現実に起きていたのかと思うと、底知れぬ怖さを覚える。 

また、それと同時に、人と人のいがみ合いがこれほどの対立を生むのかと、悲しい気持ちを覚える。 

この映画を観ると、日常の中に当たり前のように眠っている小さな喜びや、楽しさがどれだけ大切なのか、考えさせられます。 

やっぱり…戦争には反対です。たとえ、どんなことがあっても。

プラダを着た悪魔

プラダを着た悪魔(特別編) [DVD]

プラダを着た悪魔(特別編) [DVD]

運よく面接で合格を勝ち得、「プラダを着た悪魔」であるミランダのもとでジャーナリストを夢見てあくせくすることになったアンドレア。(注:作品中での呼称は「エミリー」) 


はじめはファッション業界について疎かったアンドレアは、ミランダの異常なまでのファッションに対するこだわり、そして、ミランダの傲慢でわがままな態度に絶えることができず、何度も仕事をやめようと思う。 


しかし、夢への足がかりとしてアンドレアは必死で無茶ともいえる仕事に耐え、少しづつミランダの信頼を勝ち得てゆく。 


だが、ミランダの信頼を勝ち得る一方で、アンドレアは友人関係や恋愛関係で様々な葛藤をする。 

恋をとるか、仕事を取るか、夢をとるか。 

大変な苦労をしながらも、目の前に立ちはだかる様々な壁を一つ一つ乗り越えてゆく、そんな女性の物語。 

この作品は、話の内容もわかりやすいし、何も考えずに見れるので、時間がたつのがあっという間に感じられると思います!!面白かった★ 

とりあえず、主人公のアン・ハサウェイがめっちゃ美人ぴかぴか(新しい)ディオールやらドルガバやらシャネルやらの海外ブランドの服が出まくってますが、次第にそういったハイブランドの服をおしゃれに着こなし、髪型や化粧が洗練されてゆくアン・ハサウェイが素敵です(笑) 


「仕事と恋愛の両立って難しそうやなぁ~。」と思いました!! (この記事を書いたのは大学2年生の時)

ちなみに、この映画のキャッチコピーは… 

*恋に仕事にがんばるあなたの物語 

*こんな最高の職場なら、死んでもいい! 

*こんな最悪の上司の下で、死にたくない!

スリーハンドレッド

300<スリーハンドレッド>特別版(2枚組) [DVD]

300<スリーハンドレッド>特別版(2枚組) [DVD]

ペルシア戦争を題材にした映画。 

大帝国ペルシアが、スパルタに服従を要求するが、屈強なレオニダス王はそれを拒否し、ペルシアを迎え撃つことを決意する。 

誇り高きたった300人のスパルタクスたちは、家族や文明を守るために100万人というペルシア軍に戦いを挑むのであった。 



この映画の見所は、やはり映像でしょう。わざと画面の配色を減らしたり、カメラにスローモーションをかけて戦闘のシーンを印象付けたりと、演出がとてもよかったです。こういった戦闘シーンの多い映画が好きな人にはきっとたまらない迫力でしょうね!! 


なんか、観ていて感じたのは、「ロードオブザリングと似てないか…?」ということ。 

エフィアルテスはゴラムとキャラがかぶり、戦闘シーンの途中で出てくるスキンヘッドのバケモノは、ロードオブザリングの戦闘シーンで出てくるバケモノとキャラ設定が似てるな~…と思いました(笑) 


とりあえず…スパルタの男たちは強いです!!戦闘シーンでは思わず「いけ、負けるな~!!」と応援してしまいましたダッシュ(走り出す様)笑 

エンディングシーンまで飽きずに見れる感じだけど、歴史に関する内容をより詳しく加えてくれると、もっと楽しめたんではないかと思います。